こんにちは。
しゅうです。
今回はこのような疑問にお答えしようと思います。
イルミネーションを含めた夜景の撮影方法について知識・技術を増やすことができる。
11月になれば、イルミネーションも点灯され始め世の中はクリスマスモードです。
そんな時一眼レフカメラを持っていれば綺麗な夜景を撮る事ができます。
今年の冬は今年しかありません。
目に焼き付けるのもいいですが、カメラを通して思い出を保存しておきましょう。
それでは行きます。
イルミネーション撮影のテクニック
カメラによって設定方法は異なると思いますが、私の使用しているCANONEOS80Dの設定を参考に話を進めて行きます。
感度について
カメラのISO感度について話します。
感度は簡単に言えば、光の感じ方を数値化したものになります。
なので、基本的に日中の明るい時であれば比較的ISO感度は低くても綺麗にとれます。
逆に夕方や夜はISO感度をあげないと撮影がうまくいかない場合があります。
あくまで参考までに感度の目安を載せておきます。
・ISO100〜400は日中や野外の天気のいい日に使用したい範囲。
・ISO400〜1600は夕方や曇り、室内の暗いところの範囲。
・ISO1600以降は夜景や夜間の撮影の範囲。
撮影者のテクニックではこれらの感度の目安に縛られずに素晴らしい写真を取られている方がいます。
始めは基本に忠実な方がいいかと思うので、ISO感度は400以降に設定しておくのがおすすめです。
被写体との関係や自分好みの写真の写し方があると思うので、同じ被写体を感度を変えて何枚もとってみましょう。
いい一枚が撮れるはずです。
絞りについて
次は絞りについてです。
絞りとは簡単にいうと被写体全体を写すか絞って1点から数点だけ集中して写すのかという事です。
よく一眼レフカメラのボカしに憧れて始める方がいます。
(私もそうだっったのですが・・・)
こちらの写真を見てください。
イルミネーションに全く関係ありませんが、絞りについて分かりやすく説明するためにこの葉っぱの写真を使います。
見てわかる通り、真っ先に視線が行くのは手前の葉っぱあるいは葉っぱの上の水滴だと思います。
この写真は私が絞り値F4で撮った写真になります。
F値が小さいほど対象に集中して撮る事ができ周りの風景をぼかす事ができます。
逆にF値が高いと普通の写真で撮ったように全体がくっきり写す事ができます。
イルミネーションに関して言えば、個人的にF値を下げた方が魅力的に見えると思います。
大きなイルミネーションや全体を写したい場合はF値を上げて撮ってください。
シャッター速度について
次はシャッター速度についてです。
イルミネーションの中にはずっと点灯しているものもあれば、時間によって消えたり他の場所が点灯したりするものもあります。
ですので、シャッタースピードについてはどの被写体を撮るかで変えていけばいいと思います。
点灯したり、動いたりする被写体はシャッター速度を速めてその一瞬を逃さないようにしましょう。
あえてシャッタースピードを遅めて光の移動を綺麗に撮る方法もありますが、三脚がおのずと必要になってくるので、次の機会に話します。
ストロボについて
ストロボについては個人的に、はじめはストロボ発光しなくていいと思っています。
イルミネーションは暗さの中で光っている被写体が綺麗に見えるので、ストロボ発光をして周りの背景が少しでも明るくなると、イルミネーションの光の存在が薄れる可能性があるので、はじめのうちはいらないというのが私の意見です。
まとめ
イルミネーション撮影の基本的なテクニックについて説明してきました。
・ISO感度は400以降を推奨。何枚か同じ被写体で撮って見て自分がしっくりくる感度が一番いいです。
・絞りは印象的に見せたいなら絞って撮影。全体的に移したい場合は絞りの値を高くして周りがボケないようにする。
・シャッター速度は取る被写体によって変更する。点灯したり消えたりするもの・移動しているように点灯するものはシャッター速度を速くして撮影。遅くしすぎるのも三脚なしではブレる可能性があるため注意が必要。
・ストロボ発光によって周りの景色が写り込む可能性が高いので、真っ暗な中でイルミネーションを際立たせるためあまり使用しない事を勧めます。人物とイルミネーションの両方を撮影する際とかには使用した方がいいです。
以上の点を踏まえて私が実際に撮影したものをご紹介します。
絞り:F5.6
シャッター速度:1/30
ISO:3200
絞り:F6
シャッター速度:1/60
ISO:800
今回説明したことを設定ですれば、このような写真は誰でも取れると思うので、イルミネーションが点灯された際は試してみてください。
それでは良い思い出を。