こんにちは。
しゅうです。
今回はこのような疑問に答えていこうと思います。
花火の撮影方法の知識と技術を深める事ができる。
夏になると季節の風物詩である花火が様々な地域で行われます。
そんな時に一眼レフカメラを持っていたらとても素晴らしい画像を撮る事が可能です。
花火の撮影は設定さえしっかりしていれば誰でも綺麗に撮ることは可能です。
その設定方法について詳しく見て行きましょう。
花火撮影のテクニック
今回も私の使用しているEOS80Dの設定をベースに話を進めていこうと思います。
ピントについて
ほとんどの撮影ではオートフォーカス(AF)にしていますが、花火撮影時はマニュアルフォーカス(MF)にしています。
オートフォーカスは花火などの強烈な光の撮影が苦手だからです。
他にも柵や金網越しの撮影等はどうしてもピントが合いづらいです。
ですのでマニュアルフォーカスにしておき自分でピントを合わせましょう。
- レンズ横のモードをMFにする。
- シャッターボタンを半押しした状態でファインダー内の被写体がはっきり見えるまでレンズのフォーカスリングをまわして合わせる。
- ピントがあったらファインダー内のAFフレームが表示される。
これでピントの調節はできます。
花火の撮影は一瞬なので、花火1回ごとにピントを合わせるなんてことは初心者では難しいことです。
ですので、花火の上がる場所が決まっているのであれば、数枚試し撮りを行えばピントはいじらなくていいと思います。
ピントがあっていないと感じた際は修正を行ってください。
モード設定について
花火の撮影はバルブモードに設定しておくのがいいと思います。
バルブモードはシャッターボタンを押している間撮影を続けているモードになります。
光跡の撮影などでよくこのモードが使われます。
違います。
水流の撮影テクニックで話したモードはシャッター優先AEのモードです。
水流撮影テクニックのブログはこちら↓
バルブモードとシャッター優先モードの違いがわからなくなっている状態なので、軽く表にまとめてみました。
バルブモード | シャッターボタンを押している間はずっと撮影している。 |
---|---|
シャッター優先モード | あらかじめ時間を決めてその間だけ撮影している。 |
花火の場合は「ピュ〜バン」となるまでが一定ではないので、バルブモードにしておくことで自分のタイミングでシャッターを切れるわけです。
ちなみに撮影は、「ピュ〜」となったらシャッターボタン押し始めてください。
切るタイミングは「バン」となってすぐではなく1秒後くらいがいいと思います。
絞りについて
花火の撮影では、全体を鮮明に写すために被写界深度を深くするのがおすすめです。
私の場合はF 11くらいで花火は撮影しています。
どのような感じの花火を撮りたいかで絞りは変わってくると思いますが・・・
全体をくっきり写すにはこのくらいのF値がいいと思います。
ISO感度について
感度は夜の撮影ですので一番低い値でいいと思います。
私の場合は、ISO100で花火は撮影しています。
最低限必要なもの
花火撮影においてこれだけは必要というものがあります。
それは三脚です。
花火撮影に限らず、MF、バルブモードで撮影する際は手ブレがどうしてもおこるので撮った写真がグニャグニャになってしまったなんてこともあります。
ですので手ブレ防止のために三脚だけは最低限買ってください。
まとめ
今回は花火撮影のテクニックについて話してきました。
まとめると以下のようになります。
・ピントをオートフォーカスからマニュアルフォーカスに変更する。
・撮影モードはシャッターボタンを押し続けている間撮影できるモードを選択する。撮影開始のタイミングは「ピュ〜」と打ち上がったら開始。終了は「バン」となってから1秒程度後。
・絞りは全体をくっきり写すためにF11程度がおすすめ。
・夜間の撮影なのでISO感度はあげなくていいです。一番低い値で撮影してください。
・最低限必要なものは三脚。これがなければブレる可能性高いので必ず購入してから撮影するようにしてください。
以上になります。
これらの条件で私が撮影したものが数枚ありますので紹介させてください。
ピント:MF
絞り:F11
ISO:100
モード:バルブモード
ピント:MF
絞り:F11
ISO:100
モード:バルブモード
ピント:MF
絞り:F11
ISO:100
モード:バルブモード
設定は1度設定したら変更しなくてもこのような写真は撮ることが出来るのでぜひ挑戦して見てください。
いい一枚が撮れますように。